堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~ :第1話「父と息子」
さて、AXNで日本での3回目となる放映が始まった
「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン」(原題:The GUARDIAN)です。
CBSテレビにて、2001年9月25日~2004年4月4日までの間に3シーズンが製作されました。
日本ではFOXクライム、メーテレ(東海地方・地上波)にて放映されています。
日本語字幕版は存在せず、東北新社さん製作の吹替版のみです。
もうサイモンは郷田さんの声じゃないと・・・という方もおられると思いますが、
当時のサイモンは32歳ですからね、なにはなくとも桐本さんの吹替えがすばらしい!
ニックの感情をうまく表現できない性質や、押しの強いドSとも言える弁護士手腕などが
しっかり表現されています。サイモンの芝居より上手いかm・・・・
日本版DVDは未発売です、版権もってるソニーピクチャーズさんお願いします。
一応、北米版のDVD―BOXを貼っておきます。しかしなんとこれ英語字幕がありません
(2012.8.14追記)
英語字幕がないと記載しておりましたが
CC=Closed Captionedとの記載があれば字幕表示が可能では指摘を頂きました。
はい確かにCCの表示ありました!
訂正してお詫び申し上げます。
(2012.8.19追記)
CCの表示をDVDデッキで行う場合は、専用のデコーダーが必要になります。
PCで再生の場合、Media Playerであればウチの環境のばあい、
「再生(P」→「歌詞、キャプションおよび字幕」→「クローズドキャプション」で表示。
つか、・・・常識・・・すよね; うち永らくPCでのDVD再生環境なかったんで(情弱
原題:PIROT
北米公開:2001.9.25
監督:マイケル・プレスマン
脚本:デヴィッド・オランダー&エリサ・ベル
※オランダー氏はこのドラマのショウランナー(製作総指揮&脚本総指揮者)

<あらすじ>
ピッツバーグで高度な企業間調停を扱う弁護事務所「フォーリン・アンド・アソシエイツ」を
経営するバートン・フォーリンには、自慢の一人息子がいた。
ニックは名弁護士として街の名士でもあるバートンをして「才能は自分以上」と言わしめる
弁護士の申し子のような青年だ。
しかしニックはある日、コカイン使用の現行犯で逮捕されてしまう。
ニックの前途洋々だった出世街道も途絶えたかに見えた。しかし父バートンと懇意な判事の
温情ある判断により、懲役刑を免れ、変わりに1500時間の地域奉仕活動を命じられる。
それは、非営利の児童相談施設で法定代理弁護士となり未成年児童のために法廷に立つ
ことだった。
企業間係争は通常、弁護士事務所の中で行われるドライなビジネスの駆け引きだ。
ニックは若干32歳の若さにして、その冷徹な判断力と押しの強さから天才とも言うべき
手腕を発揮し、百戦錬磨の父もその才能を高く買っている。
いっぽうで児童相談所のしごとは雑然とし、子供の心情や家庭状況に細やかな気遣いが
必要とされるデリケートな世界だった。
湿っぽい状況や愁嘆場の大嫌いなニックは、そのなまぐさい現実に初日から拒絶反応を示す。
相談所初日、ベテランのソーシャルワーカー(保護員)ローリー・ソルトから、
初めての依頼人を引き渡されるニック。わずか10歳の依頼人ハンター・リードが、
なぜ保護を必要としているのか、理由もわからないまま事務的に祖父母に引き渡そうと
していたニックだが、いざ開廷したとたん、それが殺人事件に絡んだ案件と知り怖気づく。
企業弁護士であるニックは、いままで法廷に出た事さえなかったのだ。
ハンターはほんの10数時間前に、父親トーマスが母親を殺す現場を目撃したというのだ。
改めてハンターに面談したニックは、少年の口から「父さんと暮らしたい」という要望を聞く。
分刻みのスケジュールで父の事務所と相談所を駆けまわらなければならないニック。
事務所では世間知らずの若造たちがたちあげたITベンチャーに対する大企業の融資が頓挫しかている。
ビジネスマナーや駆け引きを知らない青年たちを前に、毅然とした態度を崩さないニック。
いっぽう、彼は忙しい合間を縫って収監中のトーマスに面会を求める。
面談したトーマスの異常な身のこなしに疑問を抱くニック。彼は犯行時に心神耗弱状態だったの
ではないだろうか?自らも外科医師でありながら、長らく統合失調症に悩まされてきたトーマス。
殺人現場である自宅を探ったニックは、彼が無認可治療薬の臨床実験に参加していた事を知る。
もしも統合失調症の治療薬と新薬が中和し、病状が悪化していたのなら、犯行時の心神耗弱が
認められ無罪判決が出る可能性がある。その上、臨床実験時の事故として製薬会社に損害賠償を
求める事さえできるのだ。
賠償訴訟はお手の物であるニックの弁護士魂がうずき始める。
フォーリン&アソシエイツが莫大な違約金手数料を得て、なおかつハンターは父と生活できる。
ニックの描いたシナリオは仕事と奉仕を結び付ける一石二鳥の名案だった。
しかしハンターと面談を重ねるニックには、それとは別の秘めた思いがあった。
ニックには母がいない。癌で亡くしてしまったのだ。
利益のみを原動力に動いてきたニックの心に、ハンターを思いやる気持ちが芽生え始めていた。
「金の為だ、だから意義深い。きみもまず金を儲けてみろ、それでもまだ青臭いこと言えるかな?」
このドラマのすごさは、児童法律相談所という極めてデリケートでウェットな世界を
描く一方で、ビジネスドラマとしては実に洗練された描かれ方がなされているところです。
どうしても子供相手のほうがドラマチックになって、ウェイトが偏りがちになりそうなところ、
ニックの本職である企業弁護士としての駆け引きや、さまざまな企業間係争がリアルに
描かれています。
ヒューマンドラマとスリラーが1エピソードで味わえるとても珍しいドラマだと思うのです。

10年後。(大出世)

えと、最初なんでちょと説明くさいですが児童代理弁護ってのについてざっくりと。
このドラマでは子供が起こす刑事事件などに対する処罰ではなく、
法律問題にさらされた未成年児童の親権・養育先について審議することがメインとなります。
児童本人の要望を聞き取り、保護員(ソーシャルワーカー)側との意見の相違を協議
しながら裁判官のもとで最終的な保護受け入れ先を決定するのです。

つるっつるですな。
尻切れトンボ的に終わった今回の初回パイロットですが、このハンター・リード事件は
今後に続編があるのでおたのしみに。

10年前のドラマですから、ケータイやPCが古いのはかんべんしてください。
ドラマの中で大企業家から「20年前に大企業が撤退した街ならもっと歓迎されるべき」と
言われているのはカーネギー財団の鉄鋼部門USスチールが1980年代にピッツバーグから
撤退した事を指しています。
一度は衰退したこの都市がその後の20年で新事業の企業誘致に成功し、持ち直していく
まさにその時、景気の回復と比例するように起こる法律問題に対し、複数の大手法律事務所が
クライアントを獰猛に取り合う様子が描かれます。
さてさてメンタリストと違い内容が内容だけに、イジりにくい作品なので毎回レビューすることが
ないかもですが、純粋に継続して見て損はないドラマだよ。放送時間が遅めだけどがんばってね。
他人とのコミュニケーションを避ける孤独主義な主人公をドラマ初主演のサイモンがしっかり演じています。
それにそのうち上半身さらしたラブシーンも、水着シーンもあるんだ必見!

出世はしたが、10年経っても変わらぬその脱ぎっぷり。
「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン」(原題:The GUARDIAN)です。
CBSテレビにて、2001年9月25日~2004年4月4日までの間に3シーズンが製作されました。
日本ではFOXクライム、メーテレ(東海地方・地上波)にて放映されています。
日本語字幕版は存在せず、東北新社さん製作の吹替版のみです。
もうサイモンは郷田さんの声じゃないと・・・という方もおられると思いますが、
当時のサイモンは32歳ですからね、なにはなくとも桐本さんの吹替えがすばらしい!
ニックの感情をうまく表現できない性質や、押しの強いドSとも言える弁護士手腕などが
しっかり表現されています。
日本版DVDは未発売です、版権もってるソニーピクチャーズさんお願いします。
一応、北米版のDVD―BOXを貼っておきます。しかしなんとこれ
(2012.8.14追記)
英語字幕がないと記載しておりましたが
CC=Closed Captionedとの記載があれば字幕表示が可能では指摘を頂きました。
はい確かにCCの表示ありました!
訂正してお詫び申し上げます。
(2012.8.19追記)
CCの表示をDVDデッキで行う場合は、専用のデコーダーが必要になります。
PCで再生の場合、Media Playerであればウチの環境のばあい、
「再生(P」→「歌詞、キャプションおよび字幕」→「クローズドキャプション」で表示。
つか、・・・常識・・・すよね; うち永らくPCでのDVD再生環境なかったんで(情弱
原題:PIROT
北米公開:2001.9.25
監督:マイケル・プレスマン
脚本:デヴィッド・オランダー&エリサ・ベル
※オランダー氏はこのドラマのショウランナー(製作総指揮&脚本総指揮者)

<あらすじ>
ピッツバーグで高度な企業間調停を扱う弁護事務所「フォーリン・アンド・アソシエイツ」を
経営するバートン・フォーリンには、自慢の一人息子がいた。
ニックは名弁護士として街の名士でもあるバートンをして「才能は自分以上」と言わしめる
弁護士の申し子のような青年だ。
しかしニックはある日、コカイン使用の現行犯で逮捕されてしまう。
ニックの前途洋々だった出世街道も途絶えたかに見えた。しかし父バートンと懇意な判事の
温情ある判断により、懲役刑を免れ、変わりに1500時間の地域奉仕活動を命じられる。
それは、非営利の児童相談施設で法定代理弁護士となり未成年児童のために法廷に立つ
ことだった。
企業間係争は通常、弁護士事務所の中で行われるドライなビジネスの駆け引きだ。
ニックは若干32歳の若さにして、その冷徹な判断力と押しの強さから天才とも言うべき
手腕を発揮し、百戦錬磨の父もその才能を高く買っている。
いっぽうで児童相談所のしごとは雑然とし、子供の心情や家庭状況に細やかな気遣いが
必要とされるデリケートな世界だった。
湿っぽい状況や愁嘆場の大嫌いなニックは、そのなまぐさい現実に初日から拒絶反応を示す。
相談所初日、ベテランのソーシャルワーカー(保護員)ローリー・ソルトから、
初めての依頼人を引き渡されるニック。わずか10歳の依頼人ハンター・リードが、
なぜ保護を必要としているのか、理由もわからないまま事務的に祖父母に引き渡そうと
していたニックだが、いざ開廷したとたん、それが殺人事件に絡んだ案件と知り怖気づく。
企業弁護士であるニックは、いままで法廷に出た事さえなかったのだ。
ハンターはほんの10数時間前に、父親トーマスが母親を殺す現場を目撃したというのだ。
改めてハンターに面談したニックは、少年の口から「父さんと暮らしたい」という要望を聞く。
分刻みのスケジュールで父の事務所と相談所を駆けまわらなければならないニック。
事務所では世間知らずの若造たちがたちあげたITベンチャーに対する大企業の融資が頓挫しかている。
ビジネスマナーや駆け引きを知らない青年たちを前に、毅然とした態度を崩さないニック。
いっぽう、彼は忙しい合間を縫って収監中のトーマスに面会を求める。
面談したトーマスの異常な身のこなしに疑問を抱くニック。彼は犯行時に心神耗弱状態だったの
ではないだろうか?自らも外科医師でありながら、長らく統合失調症に悩まされてきたトーマス。
殺人現場である自宅を探ったニックは、彼が無認可治療薬の臨床実験に参加していた事を知る。
もしも統合失調症の治療薬と新薬が中和し、病状が悪化していたのなら、犯行時の心神耗弱が
認められ無罪判決が出る可能性がある。その上、臨床実験時の事故として製薬会社に損害賠償を
求める事さえできるのだ。
賠償訴訟はお手の物であるニックの弁護士魂がうずき始める。
フォーリン&アソシエイツが莫大な違約金手数料を得て、なおかつハンターは父と生活できる。
ニックの描いたシナリオは仕事と奉仕を結び付ける一石二鳥の名案だった。
しかしハンターと面談を重ねるニックには、それとは別の秘めた思いがあった。
ニックには母がいない。癌で亡くしてしまったのだ。
利益のみを原動力に動いてきたニックの心に、ハンターを思いやる気持ちが芽生え始めていた。
「金の為だ、だから意義深い。きみもまず金を儲けてみろ、それでもまだ青臭いこと言えるかな?」
このドラマのすごさは、児童法律相談所という極めてデリケートでウェットな世界を
描く一方で、ビジネスドラマとしては実に洗練された描かれ方がなされているところです。
どうしても子供相手のほうがドラマチックになって、ウェイトが偏りがちになりそうなところ、
ニックの本職である企業弁護士としての駆け引きや、さまざまな企業間係争がリアルに
描かれています。
ヒューマンドラマとスリラーが1エピソードで味わえるとても珍しいドラマだと思うのです。

10年後。(大出世)

えと、最初なんでちょと説明くさいですが児童代理弁護ってのについてざっくりと。
このドラマでは子供が起こす刑事事件などに対する処罰ではなく、
法律問題にさらされた未成年児童の親権・養育先について審議することがメインとなります。
児童本人の要望を聞き取り、保護員(ソーシャルワーカー)側との意見の相違を協議
しながら裁判官のもとで最終的な保護受け入れ先を決定するのです。

つるっつるですな。
尻切れトンボ的に終わった今回の初回パイロットですが、このハンター・リード事件は
今後に続編があるのでおたのしみに。

10年前のドラマですから、ケータイやPCが古いのはかんべんしてください。
ドラマの中で大企業家から「20年前に大企業が撤退した街ならもっと歓迎されるべき」と
言われているのはカーネギー財団の鉄鋼部門USスチールが1980年代にピッツバーグから
撤退した事を指しています。
一度は衰退したこの都市がその後の20年で新事業の企業誘致に成功し、持ち直していく
まさにその時、景気の回復と比例するように起こる法律問題に対し、複数の大手法律事務所が
クライアントを獰猛に取り合う様子が描かれます。
さてさてメンタリストと違い内容が内容だけに、イジりにくい作品なので毎回レビューすることが
ないかもですが、純粋に継続して見て損はないドラマだよ。放送時間が遅めだけどがんばってね。
他人とのコミュニケーションを避ける孤独主義な主人公をドラマ初主演のサイモンがしっかり演じています。
それにそのうち上半身さらしたラブシーンも、水着シーンもあるんだ必見!

出世はしたが、10年経っても変わらぬその脱ぎっぷり。
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