メンタリスト シーズン3:第23・24話「ストロベリー・クリーム」
ご無沙汰しております。(最近こればっかり)
ついにメンタリスト シーズン3の日本放映がシーズンファイナルを迎えました。
ということで、今回はパート1・2をまとめてご紹介します。
原題:"STRAWBERRY AND CREAM"
監督:クリス・ロング
脚本:アシュリー・ゲイブル(Part1)、ブルーノ・ヘラー(Part2)
北米公開:2011.05.19(2話連続放送)
日本放送:2012.10.24(Part1) 2012.10.31(Part2)
<あらすじ>
「ストロベリー・クリーム パート1」
サクラメント市内のクイック・キャッシング「キャッシュ・イン・モーション」で
従業員による現金強奪事件が起こる。しばらくして、ガソリンスタンドに
居合わせた警官が強盗犯とおぼしき挙動不審な青年を発見、職務質問をしようとする。
スタンド店員に話しかけようとしている青年のコートの下を見てみると、
なんと爆弾が巻きつけてあるではないか。スタンド店員があわてて店内に逃げ込んだ瞬間、
かれは自爆して死んでしまった。
事件の奇抜さからマスコミ騒動をおそれたCBI局長バートラムはリズボンチームに捜査を命令。
すぐにジェーンは、襲われたクレジット会社の倉庫に強奪された金額を数十倍の現金が
残されていることを疑問に思う。
しかも死んだ犯人は、それらの金に眼もくれず、なぜか顧客の氏名と住所等しか掲載されていない
簡易なデータCDをわざわざ奪っていったというのだ。たしかに犯人の残した乗用車には
そのCDが残されていた。
スタンド店員によれば、犯人は店内のトイレを借りたいと懇願していたという。
そのトイレに謎のラクガキを発見したジェーンは、これこそ犯人が無理矢理爆弾を担がされ、
嫌々強盗を働かされた証拠だと言う。この落書きは恐らく座標であり、真犯人との受け渡し場所
を示しているのだ。そして新犯人の狙いは現金ではなく、このCDにこそあるはずだ。
座標の候補地をしらみつぶしに当たるメンバー。やがてリズボンから最後の候補である
市内の廃校に到着したと連絡を受けたジェーンは、ただならぬ胸騒ぎを覚え彼女を追う。
廃校にたどり着いたジェーンがそこで見たものは、あの青年のように爆弾つきのジャケットを
付けさせられたリズボンの姿だった。
ジェーンの機転により、リズボンに取りつけられた爆弾は解除され、真犯人も逮捕された。
連行されパトカーに押し籠められた凶悪犯にほっとジェーンが息をついた瞬間、銃声が鳴り響いた。
見ればラローシュが犯人を射殺しているではないか。突然抵抗され、拳銃を手にしたので
やむなく撃ったと言う。
かくして犯人がCDを狙った真相は迷宮入りかと思われた矢先、チョウが驚くべき情報を
持って現れた。顧客データに登録された一人、マックス・ジェームズ氏が死んでいると
匿名の電話が入ったと言うのだ。マックスの家に急行してみると、そこにはなんと
彼と失踪したハイタワーが一緒に写った写真があった。しかもマックスの遺体には拷問の跡がある。
まんじりともしない気持ちで、仮住まいのモーテルに戻るジェーン。
しかしその部屋で彼を待っていたのは、拳銃を構えたハイタワーだった!

ジェーン「むかしはコートの下と言えばハダカが相場だったのに・・・」
リズボン「トレンドってよくわからないわね。」
誰が好きでPE4爆弾をおしゃれに着こなすと言うのかわかりませんが。
まあ桐灰「貼る」カイロみたいなもんじゃないでしょうか(そんなわけあるか

ジェーン「なになに"日曜に放送日変えるどこぞのテレビ局なんてファ○クユー!"だってさ」
リズボン「今のは聞かなかったことにするわサイモン。」
今回は2本立てなので、ドえらい事件もさくさく進んでまいります。
ふつう本編の主役級が胴体に爆弾巻かれたなんてエピソード、ジェリー・ブラッカイマーなら
クロスオーバーにしてジェーンが彼女を発見した時点でTo Be Continued・・・って
テロップが出たあとで、
「赤を切るか青を切るか」
「爆弾処置班が来るまで待てない」
「あと10秒、9,8,7・・・」
「おれ、この戦争が終わったらアノ子にプロポーズするんだ・・・」
などの数々のフラグをクリアするわけですが。
無理しない、引っ張らない。そこが安上がりな エコ設計のメンタクオリティ。
唯一「こんなときに何だけど、ぼくキミのことが」だけ発動したかと思ったら、
これぞジェーンとリズボンのコンボ技でございました。

リズボン「流行ってるって言うから、さっそく買ってみたわよ!!(ドヤッ」
ジェーン「ゾゾタウンでね!!」
たぶんこれの姉妹商品。

んで、結局買い直しました。

リズボン&ジェーン「率直に言ってどう?」
チョウ「センスも乳も足りません。」
文句は意外と少女趣味だったヴァンペルトに言ってください。
「ストロベリー・クリーム パート2」
マックス・ジェームズはハイタワーの親族で、逃亡中の彼女に密かに支援をしてくれて
いたのだった。爆弾犯はハイタワーの居場所を知るマックスの住所を探るために
事件を起こしたのである。つまりラローシュが撃った犯人はレッド・ジョンの一味だったのだ。
これ以上は忍耐の限界だと訴えるハイタワー。公の場に出てトッド・ジョンソン事件について
身の潔白を法廷で証言し、レッド・ジョンのたくらみを公表したいという彼女に、
ジェーンは48時間の猶予を申し込んだ。
ラローシュに揺さぶりをかけたジェーンは、ついに念願の容疑者リストを手に入れた。
ハイタワーが犯人とされたためにお蔵入りしたトッド殺害犯の容疑者候補のリストである。
信頼する仲間たちを呼び寄せたジェーンは、いまこそトッドがレッド・ジョンの手下で
あったと告白し、リストに掲載された4人の容疑者を発表した。
広報担当ブレンダ、地方検事補アルディレス、局長バートラム、FBI捜査官オラーフリン、
・・・そしてジェーンはそこにリスト制作者本人であるラローシュを付け加えた。
オラーフリンとの結婚を間近に控えたヴァンペルトは激しく動揺するが、協力を承諾する。
ジェーンの秘策とはこうだ。
ハイタワーが自首を前にして市内のホテルに待機していると5名にリークする。
しかし各々には、それぞれフロア違いで立て並びの別々の部屋番号を教えるのだ。
これからもCBIで暗躍するため、自ら手を汚さないはずの内通者はハイタワーの口封じに
きっと暗殺者をよこすだろう。つまり暗殺者の入った部屋番号を知る者が真犯人だ。
アルディレス(305)・ブレンダ(405)・オラーフリン(505)・バートラム(605)
ラローシュ(705)それぞれの部屋に監視カメラが設置され、メンバーは805号室で時を待つ。
やがて、女暗殺者が現れた。彼女が入った部屋は605号室。なんとCBIのトップがレッド・ジョンの
配下だったというのか。ハイタワーを捕縛するためか、長いロープを用意する女。
部屋に急行したチョウとリグズビーの前で、暗殺者は逮捕を拒否しあっさりと身を投げて自害した。
メンタリストとしての威信をかけ、バートラムと直接話すと決めるジェーン。
彼は局長を人目の多いショッピングモールのカフェテリアに呼び出した。
ここならレッド・ジョン一味が口封じのためにバートラムに手出しする心配もないだろう。
そのころ山間のロッジに身を寄せたハイタワーとリズボンのもとを、オラーフリンを伴った
ヴァンペルトが訪れていた。
ジェーンはバートラムと話すうち、かすかな疑問に胸を凍らせる。
もしもあの長いロープが、捕縛用ではなく下の階層に降りるための命綱だったとしたら?
ならば犯人が狙ったのはひとつ下の505号室、そう、本当の殺人者はオラーフリンに違いない!
慌ててリズボンに電話をかけた時、ロッジでは今まさにオラーフリンがハイタワーに銃口を
向けようとしていた。しかしリズボンの攻撃により、彼はかろうじて射殺される。
オラーフリンに致命弾を撃ったのは、くしくも婚約者であるヴァンペルトだった・・・。
ジェーンは重傷を負ったリズボンに懇願する、
「彼は一味と連絡を取り合ったはずだ、オラーフリンの携帯リダイヤルを押してくれ」
その時、ジェーンの耳にかすかな着信音が聞こえた。
おなじカフェテリアの中。数メートル先で一人の中年紳士が電話を取っている。
その静かで優しげな声に、ジェーンは聞きおぼえがあった。「タイガー、タイガー」と
彼の耳にささやいた仮面の人物。――――その名も「レッド・ジョン」

ジェーン「いいかい、よく聞いて。設定にムリがあるなんて決してブルーノの耳に入れないように。」
なんで縦並びじゃないと成立しない計画なのかとか、そんなこと聞くな。約束だぞ。

むにゃむにゃジェーンちゃん。
余裕を感じた瞬間失敗する、という法則にこの自称「あたまのいいおっさん」が
気付くのはいつでしょうか。まあ寝顔が可愛いからゆるす。

ジェーン「ねえ、ファイナルエピでやっと視聴者に名前覚えてもらったってどんな気持ち?」
そして決戦はついにあのカフェテリアへ!

ラスボス登場!

ついに直接対決のとき。レッド・ジョンの新聞紙には銃が、そしてジェーンのポケットには・・・

レッド・ジョン「ねえ、このシーンまで3年費やすってどんな気持ち?」
ベイカアさん「いやまあそれは感無量としか・・・前のドラマ2話打ち切りっすからね・・・」

「たのむ、待って・・・!」
たぶんこの時点で周りにいた人の95%は「片方から別れ話を切りだされている中年ゲイカップル」
だと思ってわざと視線そらしていたんじゃないかと思いますね。
このシーンですね、北米版DVDで見た時「Please,Wait…」っていうこのジェーンのセリフを
どういうふうに吹替翻訳するだろうと思っていたんです。
字幕版でサイモンの声を聞いたら解ると思うんですが、本当に弱弱しく、言うなれば「女々しさ」
さえ感じる芝居なんですよ。
今日の今日まで8年間、絶対に殺すと大見栄切って公言してきたのに、本人を前にして
その迫力と他人を軽々と凌駕する悪のカリスマ性に委縮してしまう自分が居る。
あれだけ憎い相手に、メンタリストともあろう自分が言いくるめられてしまいそうになっている。
その情けなさ、悔しさ、そういうものが余裕しゃくしゃくで立ち去ろうとする宿敵に向かって、
行かないで、待って、とすがるように懇願する言葉に現れているんですね。
サイモンのここの芝居、声音、ほんとうに近年の彼のベストワン演技だと思います。
だから、日本語の選択として「待てよ」とか「待ってくれ!」でなく「待って・・・」
とことさら弱く書かれたこの翻訳台本ものすごくそこを汲んでいると思うんです。

ファイナル恒例ジェーンの泣き顔も、今回が抜群の エ ロ さ
わたしがレッド・ジョン尊師ならいっそカフェテリアの中心で愛を叫びたいところである。
野獣死すべし。

ジェーンの放った拳銃によって乳首を浮き立たせながら死をむかえる稀代のシリアルキラー。
ついにこれにて一件落着!ジェーンの冥府魔道も終わりを迎え、
ザ・メンタリスト、堂々のグランド・フィナーレへと・・・・・・・
向かう訳がない。
さあ、シーズン4をお待ちの皆さんに宿題です。
このシーンをよーく覚えていてくださいね。

ジェーンが自分の拳銃を確かにカフェテーブルに置いたということ。
この事実が、シーズン4の第1話ではウッカリ重要な意味を持ってきます。
まあ、S4のオープニングはこの最終決戦シーンをリピートするので脳裏に焼き付け
なくても別にどうってこたあないわけですが。

現行犯逮捕されたパトリック・ジェーン。
はたして彼はどうなってしまうのか。そして、この男は本当にレッド・ジョンだったのか?

ジェーン「すぐに会えるよ、待っててね!」
【メンタリスト シーズン4 ちょっとだけ速?報】
※ネタバレというか、S4のトピックを挙げているのでNGなひとは以下見ちゃだめ
・エピソード1では、報復殺人(第二級殺人=重罪)を行ったジェーンを裁くため
法廷闘争が繰り広げられるロー&オーダー風味の展開に。
・メンタ史上、死体数最多かもしれない少女連続惨殺事件発生。
自称犯罪心理学オーソリティとジェーンの息詰まる心理戦のゆくえやいかに。
・夫殺しの犯人としてジェーンに刑務所送りにされた爬虫類系美人心理学士が再登場!
今度はジェーンと・・・。
・パトリック・ジェーンに緊急事態発生!ここはどこ?わたしはd・・・?
・チョウ先輩に近づく謎の金髪美女。
・ヴァンペルトがDr.ハウス的な展開つうか演出に大混乱。
・そしてついに現れる運命の女、そしてパトリック・ジェーンとCBIの
信頼関係に思わぬ亀裂が・・・?
メンタリスト シーズン4はたぶんきっと来年春のあいだには放映されるはず!
みんなそれまでDVDと再放送で食いつなぐのだ!
シーズン3 コンプリートDVDボックスは11月7日発売です(早ッ)
ジャケット画像が北米版のまんまなんだが、たぶん日本版はまたあの赤と黒の。
ついにメンタリスト シーズン3の日本放映がシーズンファイナルを迎えました。
ということで、今回はパート1・2をまとめてご紹介します。
原題:"STRAWBERRY AND CREAM"
監督:クリス・ロング
脚本:アシュリー・ゲイブル(Part1)、ブルーノ・ヘラー(Part2)
北米公開:2011.05.19(2話連続放送)
日本放送:2012.10.24(Part1) 2012.10.31(Part2)
<あらすじ>
「ストロベリー・クリーム パート1」
サクラメント市内のクイック・キャッシング「キャッシュ・イン・モーション」で
従業員による現金強奪事件が起こる。しばらくして、ガソリンスタンドに
居合わせた警官が強盗犯とおぼしき挙動不審な青年を発見、職務質問をしようとする。
スタンド店員に話しかけようとしている青年のコートの下を見てみると、
なんと爆弾が巻きつけてあるではないか。スタンド店員があわてて店内に逃げ込んだ瞬間、
かれは自爆して死んでしまった。
事件の奇抜さからマスコミ騒動をおそれたCBI局長バートラムはリズボンチームに捜査を命令。
すぐにジェーンは、襲われたクレジット会社の倉庫に強奪された金額を数十倍の現金が
残されていることを疑問に思う。
しかも死んだ犯人は、それらの金に眼もくれず、なぜか顧客の氏名と住所等しか掲載されていない
簡易なデータCDをわざわざ奪っていったというのだ。たしかに犯人の残した乗用車には
そのCDが残されていた。
スタンド店員によれば、犯人は店内のトイレを借りたいと懇願していたという。
そのトイレに謎のラクガキを発見したジェーンは、これこそ犯人が無理矢理爆弾を担がされ、
嫌々強盗を働かされた証拠だと言う。この落書きは恐らく座標であり、真犯人との受け渡し場所
を示しているのだ。そして新犯人の狙いは現金ではなく、このCDにこそあるはずだ。
座標の候補地をしらみつぶしに当たるメンバー。やがてリズボンから最後の候補である
市内の廃校に到着したと連絡を受けたジェーンは、ただならぬ胸騒ぎを覚え彼女を追う。
廃校にたどり着いたジェーンがそこで見たものは、あの青年のように爆弾つきのジャケットを
付けさせられたリズボンの姿だった。
ジェーンの機転により、リズボンに取りつけられた爆弾は解除され、真犯人も逮捕された。
連行されパトカーに押し籠められた凶悪犯にほっとジェーンが息をついた瞬間、銃声が鳴り響いた。
見ればラローシュが犯人を射殺しているではないか。突然抵抗され、拳銃を手にしたので
やむなく撃ったと言う。
かくして犯人がCDを狙った真相は迷宮入りかと思われた矢先、チョウが驚くべき情報を
持って現れた。顧客データに登録された一人、マックス・ジェームズ氏が死んでいると
匿名の電話が入ったと言うのだ。マックスの家に急行してみると、そこにはなんと
彼と失踪したハイタワーが一緒に写った写真があった。しかもマックスの遺体には拷問の跡がある。
まんじりともしない気持ちで、仮住まいのモーテルに戻るジェーン。
しかしその部屋で彼を待っていたのは、拳銃を構えたハイタワーだった!

ジェーン「むかしはコートの下と言えばハダカが相場だったのに・・・」
リズボン「トレンドってよくわからないわね。」
誰が好きでPE4爆弾をおしゃれに着こなすと言うのかわかりませんが。
まあ桐灰「貼る」カイロみたいなもんじゃないでしょうか(そんなわけあるか

ジェーン「なになに"日曜に放送日変えるどこぞのテレビ局なんてファ○クユー!"だってさ」
リズボン「今のは聞かなかったことにするわサイモン。」
今回は2本立てなので、ドえらい事件もさくさく進んでまいります。
ふつう本編の主役級が胴体に爆弾巻かれたなんてエピソード、ジェリー・ブラッカイマーなら
クロスオーバーにしてジェーンが彼女を発見した時点でTo Be Continued・・・って
テロップが出たあとで、
「赤を切るか青を切るか」
「爆弾処置班が来るまで待てない」
「あと10秒、9,8,7・・・」
「おれ、この戦争が終わったらアノ子にプロポーズするんだ・・・」
などの数々のフラグをクリアするわけですが。
無理しない、引っ張らない。そこが
唯一「こんなときに何だけど、ぼくキミのことが」だけ発動したかと思ったら、
これぞジェーンとリズボンのコンボ技でございました。

リズボン「流行ってるって言うから、さっそく買ってみたわよ!!(ドヤッ」
ジェーン「ゾゾタウンでね!!」
たぶんこれの姉妹商品。

んで、結局買い直しました。

リズボン&ジェーン「率直に言ってどう?」
チョウ「センスも乳も足りません。」
文句は意外と少女趣味だったヴァンペルトに言ってください。
「ストロベリー・クリーム パート2」
マックス・ジェームズはハイタワーの親族で、逃亡中の彼女に密かに支援をしてくれて
いたのだった。爆弾犯はハイタワーの居場所を知るマックスの住所を探るために
事件を起こしたのである。つまりラローシュが撃った犯人はレッド・ジョンの一味だったのだ。
これ以上は忍耐の限界だと訴えるハイタワー。公の場に出てトッド・ジョンソン事件について
身の潔白を法廷で証言し、レッド・ジョンのたくらみを公表したいという彼女に、
ジェーンは48時間の猶予を申し込んだ。
ラローシュに揺さぶりをかけたジェーンは、ついに念願の容疑者リストを手に入れた。
ハイタワーが犯人とされたためにお蔵入りしたトッド殺害犯の容疑者候補のリストである。
信頼する仲間たちを呼び寄せたジェーンは、いまこそトッドがレッド・ジョンの手下で
あったと告白し、リストに掲載された4人の容疑者を発表した。
広報担当ブレンダ、地方検事補アルディレス、局長バートラム、FBI捜査官オラーフリン、
・・・そしてジェーンはそこにリスト制作者本人であるラローシュを付け加えた。
オラーフリンとの結婚を間近に控えたヴァンペルトは激しく動揺するが、協力を承諾する。
ジェーンの秘策とはこうだ。
ハイタワーが自首を前にして市内のホテルに待機していると5名にリークする。
しかし各々には、それぞれフロア違いで立て並びの別々の部屋番号を教えるのだ。
これからもCBIで暗躍するため、自ら手を汚さないはずの内通者はハイタワーの口封じに
きっと暗殺者をよこすだろう。つまり暗殺者の入った部屋番号を知る者が真犯人だ。
アルディレス(305)・ブレンダ(405)・オラーフリン(505)・バートラム(605)
ラローシュ(705)それぞれの部屋に監視カメラが設置され、メンバーは805号室で時を待つ。
やがて、女暗殺者が現れた。彼女が入った部屋は605号室。なんとCBIのトップがレッド・ジョンの
配下だったというのか。ハイタワーを捕縛するためか、長いロープを用意する女。
部屋に急行したチョウとリグズビーの前で、暗殺者は逮捕を拒否しあっさりと身を投げて自害した。
メンタリストとしての威信をかけ、バートラムと直接話すと決めるジェーン。
彼は局長を人目の多いショッピングモールのカフェテリアに呼び出した。
ここならレッド・ジョン一味が口封じのためにバートラムに手出しする心配もないだろう。
そのころ山間のロッジに身を寄せたハイタワーとリズボンのもとを、オラーフリンを伴った
ヴァンペルトが訪れていた。
ジェーンはバートラムと話すうち、かすかな疑問に胸を凍らせる。
もしもあの長いロープが、捕縛用ではなく下の階層に降りるための命綱だったとしたら?
ならば犯人が狙ったのはひとつ下の505号室、そう、本当の殺人者はオラーフリンに違いない!
慌ててリズボンに電話をかけた時、ロッジでは今まさにオラーフリンがハイタワーに銃口を
向けようとしていた。しかしリズボンの攻撃により、彼はかろうじて射殺される。
オラーフリンに致命弾を撃ったのは、くしくも婚約者であるヴァンペルトだった・・・。
ジェーンは重傷を負ったリズボンに懇願する、
「彼は一味と連絡を取り合ったはずだ、オラーフリンの携帯リダイヤルを押してくれ」
その時、ジェーンの耳にかすかな着信音が聞こえた。
おなじカフェテリアの中。数メートル先で一人の中年紳士が電話を取っている。
その静かで優しげな声に、ジェーンは聞きおぼえがあった。「タイガー、タイガー」と
彼の耳にささやいた仮面の人物。――――その名も「レッド・ジョン」

ジェーン「いいかい、よく聞いて。設定にムリがあるなんて決してブルーノの耳に入れないように。」
なんで縦並びじゃないと成立しない計画なのかとか、そんなこと聞くな。約束だぞ。

むにゃむにゃジェーンちゃん。
余裕を感じた瞬間失敗する、という法則にこの自称「あたまのいいおっさん」が
気付くのはいつでしょうか。まあ寝顔が可愛いからゆるす。

ジェーン「ねえ、ファイナルエピでやっと視聴者に名前覚えてもらったってどんな気持ち?」
そして決戦はついにあのカフェテリアへ!

ラスボス登場!

ついに直接対決のとき。レッド・ジョンの新聞紙には銃が、そしてジェーンのポケットには・・・

レッド・ジョン「ねえ、このシーンまで3年費やすってどんな気持ち?」
ベイカアさん「いやまあそれは感無量としか・・・前のドラマ2話打ち切りっすからね・・・」

「たのむ、待って・・・!」
たぶんこの時点で周りにいた人の95%は「片方から別れ話を切りだされている中年ゲイカップル」
だと思ってわざと視線そらしていたんじゃないかと思いますね。
このシーンですね、北米版DVDで見た時「Please,Wait…」っていうこのジェーンのセリフを
どういうふうに吹替翻訳するだろうと思っていたんです。
字幕版でサイモンの声を聞いたら解ると思うんですが、本当に弱弱しく、言うなれば「女々しさ」
さえ感じる芝居なんですよ。
今日の今日まで8年間、絶対に殺すと大見栄切って公言してきたのに、本人を前にして
その迫力と他人を軽々と凌駕する悪のカリスマ性に委縮してしまう自分が居る。
あれだけ憎い相手に、メンタリストともあろう自分が言いくるめられてしまいそうになっている。
その情けなさ、悔しさ、そういうものが余裕しゃくしゃくで立ち去ろうとする宿敵に向かって、
行かないで、待って、とすがるように懇願する言葉に現れているんですね。
サイモンのここの芝居、声音、ほんとうに近年の彼のベストワン演技だと思います。
だから、日本語の選択として「待てよ」とか「待ってくれ!」でなく「待って・・・」
とことさら弱く書かれたこの翻訳台本ものすごくそこを汲んでいると思うんです。

ファイナル恒例ジェーンの泣き顔も、今回が抜群の エ ロ さ
わたしがレッド・ジョン尊師ならいっそカフェテリアの中心で愛を叫びたいところである。
野獣死すべし。

ジェーンの放った拳銃によって乳首を浮き立たせながら死をむかえる稀代のシリアルキラー。
ついにこれにて一件落着!ジェーンの冥府魔道も終わりを迎え、
ザ・メンタリスト、堂々のグランド・フィナーレへと・・・・・・・
向かう訳がない。
さあ、シーズン4をお待ちの皆さんに宿題です。
このシーンをよーく覚えていてくださいね。

ジェーンが自分の拳銃を確かにカフェテーブルに置いたということ。
この事実が、シーズン4の第1話ではウッカリ重要な意味を持ってきます。
まあ、S4のオープニングはこの最終決戦シーンをリピートするので脳裏に焼き付け
なくても別にどうってこたあないわけですが。

現行犯逮捕されたパトリック・ジェーン。
はたして彼はどうなってしまうのか。そして、この男は本当にレッド・ジョンだったのか?

ジェーン「すぐに会えるよ、待っててね!」
【メンタリスト シーズン4 ちょっとだけ速?報】
※ネタバレというか、S4のトピックを挙げているのでNGなひとは以下見ちゃだめ
・エピソード1では、報復殺人(第二級殺人=重罪)を行ったジェーンを裁くため
法廷闘争が繰り広げられるロー&オーダー風味の展開に。
・メンタ史上、死体数最多かもしれない少女連続惨殺事件発生。
自称犯罪心理学オーソリティとジェーンの息詰まる心理戦のゆくえやいかに。
・夫殺しの犯人としてジェーンに刑務所送りにされた爬虫類系美人心理学士が再登場!
今度はジェーンと・・・。
・パトリック・ジェーンに緊急事態発生!ここはどこ?わたしはd・・・?
・チョウ先輩に近づく謎の金髪美女。
・ヴァンペルトがDr.ハウス的な展開つうか演出に大混乱。
・そしてついに現れる運命の女、そしてパトリック・ジェーンとCBIの
信頼関係に思わぬ亀裂が・・・?
メンタリスト シーズン4はたぶんきっと来年春のあいだには放映されるはず!
みんなそれまでDVDと再放送で食いつなぐのだ!
シーズン3 コンプリートDVDボックスは11月7日発売です(早ッ)
ジャケット画像が北米版のまんまなんだが、たぶん日本版はまたあの赤と黒の。
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